子供を育てる上で最もお金がかかる教育費。幼稚園から高校まですべて私立に通った場合で1,770万円、すべて公立に通った場合で523万円(文部科学省・子供の学習費調査/平成26年度版)もの費用が必要となります。
ローリスクで計画的に教育資金を貯める手段のひとつである学資保険について、ソニー生命の方にお話を伺いました。
学資保険について
着実な教育資金作りとしての選択肢
なぜソニー生命かというと、学資保険の返戻率がトップクラスのため。また希望をすれば、ライフプランナー(担当者)が保険とともに、ライフプランニングを行なってくれます。
担当者から、学資保険の一般的なメリットとデメリットの説明の後、ソニー生命の学資保険の特徴をお伺いしました。
学資保険Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型とあるのですが、ざっくり分けると受け取り時期に差がある感じです。
Ⅰ型・・・中学、高校、大学等の進学に合わせて受け取り
Ⅱ型・・・大学の入学時等に一括で受け取り
Ⅲ型・・・大学等の進学後に毎年受け取り
また、月払いに比べ、年払いは多少利率が高くなり、さらに払い込みの期間を10年にするとさらに少し利率が高くなるとのこと。
契約年齢30代後半で受取保険額を200万とすると、返戻率と払い込み金額は以下。細かい数字は丸めていますが、銀行の金利と比較すると大分良い方だと思います。
受取保険額:200万
支払年齢 |
払込期間 |
月額または年額 |
総支払額(概算) |
返戻率 |
18歳 |
18歳 |
月払い:8,720円 |
1,890,000円 |
105.8% |
年払い:103,860円 |
1,870,000円 |
107.0% |
||
18歳 |
10歳 |
月払い:14,920円 |
1,790,000円 |
111.7% |
年払い:177,700円 |
1,780,000円 |
112.4% |
||
18-22歳 (分割受取) |
10歳 |
月払い:14,400円 |
1,730,000円 |
115.6% |
年払い:171,550円 |
1,720,000円 |
116.3% |
ご説明頂いたものの中では、払込期間10歳、支払年齢18-22歳(分割支払い)が最も条件が良いものでした。一括で保険金額を受取る必要もないかなと考えていますので、契約するならこの条件がよさそうです。
※ソニー生命には払込金額全額一括払いという選択肢もあるのですが、もしもの時の保険料免除措置が使えず、あまり保険の意味合いがない為、年払いがベストかと思います。
変額保険という選択肢
学資保険の説明後、変額保険の提案がありました。ソニー生命では、バリアフルライフという商品名で販売されています。保険に一部運用商品が組み合わさっていて、うまく運用出来れば満期時に高い返戻率が期待できるというものです。
日本国内・海外の株式や債券等、8種類のカテゴリーからポートフォリオを組んで運用するようで、簡易版の積立て投資信託のような印象です。
保険という名がついているので、保険の経費等が掛かる分、証券会社で投資信託を行うよりも割高なのかなと、個人的には考えています。保険は保険、資産運用は運用として分けて考えた方がコストや運用利回りが良い可能性もあります。
ただ、中には高い運用実績を誇るものもあるようですので、自分でポートフォリオを組んで運用していく知識があり、なおかつ保険機能や所得控除をうまく活用すれば、選択肢のひとつになりうるかなと思います。
教育資金をどのように貯めればよいのか、なかなか悩ましいですね。