2019年の確定申告は、利便性の高まったe-Taxが超便利!

確定申告の季節になりました。
株式売買においては、証券会社に特別口座・源泉徴収ありを開設していれば基本的には確定申告は不要なのですが、株式売買で損失が出ている場合は、確定申告を行うことで複数の証券口座の損益通算や株式の譲渡損失の繰越しが可能となります。
私の昨年の株式投資の結果と言えば、10月以降の相場変動に対応できず、年間の収支が赤でした。(2017年の利益がほぼ無くなりました・・・)
2017年は損益に関わらず確定申告が必要な特別口座・源泉徴収なしでしたので、出力して税務署に提出していましたが、今年は利便性が大きく高まったe-Taxで確定申告を行いました。

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2019年 e-Taxの変更点

個人的に利便性が大きく高まったと感じた点は2つ。
①ID・パスワード方式の採用
②スマートフォンからの書類提出が可能に
特にID・パスワード方式が採用されたことで、マイナンバーカードとカードリーダーが不要になり、使い勝手が大幅に向上しました。

①ID・パスワード方式の採用

ID・パスワード方式は、税務署でe-Tax用のID・パスワードを取得することでマイナンバーカードとカードリーダーがなくとも、e-Taxが可能となるものです。国税庁のサイトには“マイナンバーカード及びICカードリーダライタが普及するまでの暫定的な対応(導入後、概ね3年を目途に見直し)として行います。”とありますが、マイナンバーカードの普及率が11.5%(18年7月時点・総務省)ということを考えると、ID・パスワード方式の利用可能期間は延長されるのではと考えています。

ID・パスワード発行は納税地の税務署でなくともOK!
エーTax用のID・パスワードを発行してもらうには、事前に一度、税務署に行く必要があります。ID・パスワードの発行は納税地の税務署でなくとも発行してもらえるので、例えば会社の昼休みを利用して最寄りの税務署で発行してもらうことも可能です。
ID・パスワードの準備ができれば、源泉徴収票、株式の年間取引報告書、ふるさと納税の寄付金受領証明書等の内容を国税庁のサイトから入力、提出して完了です。サイトでは順を追って入力するだけなので、わかりやすい設計になっているなと思いましたが、手元に書籍等があるとより分かりやすいかもしれません。ちなみに私はZAi3月号を参考にしました。

②スマートフォンからの書類提出が可能に

昨年までは、スマホで確定申告の書類作成は可能でしたが、提出には対応していませんでした。今年からは、書類作成から提出まで実行出来るようになっています。もちろん途中保存も可能なので、PCを立ち上げなくても手軽に確定申告を行えます。ただ一部、スマホ用の画面に対応しておらずパソコン用の画面と同一になる為、入力しづらいと思います。入力項目が多い場合はPCのほうが作業効率はよさそうです。今後はスマホ版の使い勝手も改善されていくでしょうから、将来的にはスマホ用の画面も全て用意されて、さらに便利になるのだろうなと思います。

昨年までのe-Taxは、マイナンバーカードとカードリーダーが必要だったので、少し使いづらい印象を持っていましたが、ID・パスワード方式の採用により、大幅に使い勝手が向上しました。
今年も株価の動きは激しそうな気がしますが、こまめに利益確定を意識して繰越損失を少しずづ取り戻したいと思います。

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