四季報オンラインの新規公開株情報によると2016年は83社、2017年は89社の新規上場がありました。2018年も現時点で確定しているものだけで41社あり、IPO市場の活況がまだまだ続いていると言えます。
新規公開株の初値は上振れすることが多いのですが、中々当選しづらいというイメージもあります。実際にどの程度申し込めば当たるのでしょうか。四季報発売前、米朝会談前で現金比率を高めていることもありますので、6月はこれらの資金をもとに新規公開株の当選確率と購入できた場合はその損益について検証をしてみます。
SBI証券のIPOで検証
SBI証券で新規公開株を申し込むメリット
今回はメインで取引を行っているSBI証券で新規公開株(IPO)を申し込むことにします。
SBI証券はIPOの取り扱いが多く、またIPO申し込み時に資金拘束されない等のメリットがあるので、IPOの申し込みをする際にはぜひ口座を開設しておくべき証券会社と言えます。
メリット1:IPOの取り扱い数が多い
SBI証券のサイトによると2017年の全上場会社数のうち、約95%の銘柄を取扱いしているとのこと。証券会社の中でもトップクラスの取り扱い数です。
メリット2:同一資金で複数銘柄への申込みが出来る
SBI証券ではIPO申し込み時に資金が拘束されない為、同一資金で複数銘柄への申し込みが可能です。抽選時に必要金額が入金されていればよいので、資金繰りの面で大きなメリットがあると言えます。
メリット3:IPOチャレンジポイント
「IPOチャレンジポイント」は新規上場株式のブックビルディング後の抽選・配分に外れた回数に応じて加算されるポイントです。
次回以降のIPOお申し込み時に、ポイントをご使用いただくことでIPOが当選しやすくなります!
※SBI証券ウェブサイトより抜粋
IPOチャレンジポイントを貯めていれば、いつかはIPOに当選する可能性があるという点は他の証券会社には見られないSBI証券独自のサービスです。
検証のルール
以下、今回の検証の簡単なルールです。
申込み対象:ブックビル期間が6月の新規公開株(SBI証券取扱いの16銘柄)
予算:870万円
売却時期:初値で売却
SBI証券取扱い銘柄
銘柄 |
抽選結果 |
|
1 |
メルカリ |
6/11 18:00~ |
2 |
ログリー |
6/12 18:00~ |
3 |
コーア商事ホールディングス |
6/12 18:00~ |
4 |
ZUU |
6/12 18:00~ |
5 |
SIG |
6/11 18:00~ |
6 |
ライトアップ |
6/13 18:00~ |
7 |
国際紙パルプ商事 |
6/14 18:00~ |
8 |
インバウンドテック |
6/19 18:00~ |
9 |
アイ・ピー・エス |
6/18 18:00~ |
10 |
プロパティデータバンク |
6/18 18:00~ |
11 |
エーアイ |
6/18 18:00~ |
12 |
パデコ |
6/19 18:00~ |
13 |
スプリックス |
6/19 18:00~ |
14 |
ロジザード |
6/25 18:00~ |
15 |
キャンディル |
6/26 18:00~ |
16 |
MTG |
6/29 18:00~ |
まず6月6日時点で申込み可能なものはメルカリからライトアップまでの6銘柄です。さて16銘柄のうちどれかに当選するのでしょうか。結果は後日改めて!