2017年はビットコインをはじめ、仮想通貨の話題を耳にすることが多い一年でした。ビットコインは12月には一時200万円を突破しましたし、リップルやイーサ等のアルトコインも大きく価格が上昇しました。
初心者には何を基準に適正価格を判断したらよいかがわからないので、まだまだ上がるのか、それともこれから下がるのか判断付かないところがあるのですが、遅蒔きながら、仮想通貨への投資について考えてみたいと思います。
仮想通貨への投資について考える
株価を大きく上回る上昇率
2017年に仮想通貨が大きく注目されたのは、仮想通貨を支えるブロックチェーン技術の革新性もあるかと思いますが、仮想通貨自体の価格上昇率による部分も大きかったのではないかと思います。
“cointelegraph.com”の記事によると、2017年に最も上昇した仮想通貨はリップルで28963%、2017年の日経平均の上昇率が19.1%ですから正に桁違いの上昇率です。
2017年の年初価格との比較
日経平均 |
19% |
ビットコイン |
1390% |
イーサ |
8981% |
リップル |
28963% |
※仮想通貨の上昇率は“cointelegraph.com”の記事を参照
引用元:https://jp.cointelegraph.com/news/2017-market-performance-crypto-vs-stocks
今年は株式の市況環境が良好だと思っていたのですが、仮想通貨市場ははるかに活況だったようです。
仮想通貨の適正価格は?
株価の場合は、企業の成長性や一株益、PERなど定量で判断できる要素がありますが、仮想通貨の場合、時価総額やチャートは見ることが出来るとしても、どの程度の価格が適正なのかといった判断は初心者にはつきかねます。
そもそも、どのような仮想通貨を買えば良いのかすら、“勘”に近いものになってしまいそうです。
一方、仮想通貨の根幹となるブロックチェーンに関しては、関連の書籍を読む限り、これから幅広く活用される可能性の高い技術だと感じますし、それに伴い仮想通貨もより一般的になる可能性を秘めていると思います。
私自身、現時点では仮想通貨の適正価格について、どのように考えれば良いのかは分かりません。
知識が乏しいということもありますが、不確実性の方が高いと感じています。ただ、今後社会のインフラとして普及する可能性も否定できませんから、小さい金額で投資を始めてみるのが良いというのが今のところの結論です。
株式投資同様、取引所の選定基準や手数料、税制など、実践しながら仮想通貨の知識を身につけてみようと思います。
販売所のセキュリティ脆弱性等、改めて現段階では大分とリスクが高い印象を受けました。ボラティリティも高いので、しばらくは静観することにしました。